おもしろ情報・カルチャーをサクッと知ろう
編集・恐山らむねです。
この「3分でわかる○○」シリーズは、長い文章を読むのが苦手&極めて多忙な現代人でもサクッと読めるボリュームで構成した読み物コーナーです。カップラーメンにお湯を注いでから読み始めるとちょうどいいかもしれませんね。
今回のテーマは秋保の杜 佐々木美術館&人形館(仙台市太白区)について。
「宮城県の美術館といえば、宮城県美術館しか知らなかったんだが…」という読者の皆さんに特に知っていただきたい内容となっています。
美術館やギャラリーは宮城県内のあちこちに点在しています。
皆さんのご自宅の近所で、ひっそりオープンしている美術館もあるかもしれませんよ。
秋保の杜 佐々木美術館&人形館
所在地:仙台市太白区秋保町境野字中原128-9
TEL:022-797-9520 (開館時間等 詳細は最下部へ)
ここだけは知って欲しい!ポイント
- 画家・佐々木正芳氏の作品を中心に扱う美術館
- 宮城県内でも珍しい、人形作品の常設展示をしている人形館
- 秋保の大自然に囲まれている
- 美術館ビギナーも楽しい!仕掛けがたくさん
〜ここまで1分〜
ポイント解説!
①画家・佐々木正芳氏の作品を中心に扱う美術館
2013年に開館した宮城県在住の画家・佐々木正芳氏の個人美術館。佐々木正芳氏による絵画・彫刻などの作品を展示している「美術館」と、人形作家による作品を中心に展示している「人形館」の2棟に分かれていて、建物としても面白いつくりになっているのが特徴です。
②宮城県内でも珍しい、人形作品の常設展示をしている人形館
県内にも人形のコレクションを展示している資料館はありますが(白石・人形の蔵)、美術作家が制作した人形をメインに展示している美術館は県内で唯一ではないでしょうか。
こちらは館長・佐々木克真さん。「この人形は寄贈されたもので、何度も修復した痕跡があるんですよ」と解説してくださいました。
他にも「人形の展示スペースの塗装をお願いしていた業者の方があまりの人形の数&独特な雰囲気にびっくりしてしまい、かなり緊張して塗装に臨まれていた」など、人形館にまつわるユニークなエピソードも教えていただきました。
▲私のお気に入りはこの子。「なんだ、君は!」とからかいたくなる可愛さ…。
③秋保の大自然に囲まれている
周りを見渡すと、とにかく緑なんです。中庭も緑がいっぱいで、カエルも大喜び。
敷地内にある存在感抜群のツリーハウスも周囲の雰囲気とマッチしていましたが、これは他の美術館にはなかなか無いですよね…。
ちなみに、美術館のすぐ近くには秋保カナダというオールドスクール感の強いキャンプ場もあるので、この周辺ではアウトドアも楽しめるのです。
美術館内のギャラリーにも、大きな窓から自然の光が入り込んで気持ちいい!
④美術館ビギナーも楽しい!仕掛けがたくさん
▲「ガラクタオブジェの万華鏡(佐竹篤也 作)」
人形館には手で回して楽しむ万華鏡やドールハウス、日本・世界各地の民芸品・郷土玩具など、美術や芸術に普段触れる機会が少ない方でも「かわいい!」「おもしろい!」と楽しめる展示コーナーがたくさん!
こちらの作品は、オブジェから動物の顔がいくつあるか発見する楽しさがあり、ウラロジ編集部メンバーも大興奮でした。
これを読んで気になった方は…
- 足を運びなさ〜い!
気になる企画展やイベントの時期に合わせて足を運んでみても◎
直近のおすすめイベント「夜の美術館」
2021年10/23(土)・24(日) 17:00~21:00
…作品・インスタレーション展示、映像発表、演劇公演などを開催予定※新型コロナウイルス感染症の影響により、変更が生じる場合があります
- 深めなさ〜い!
足を運んでみて「いいところだったなぁ」「美術はよくわからないけど面白かったな」と思ったら
とにかく情報をdigりましょう。新たな発見があるかもしれません!
例)「私と酒の三太郎 / 佐々木正芳」
秋保の杜 佐々木美術館&人形館
所在地:仙台市太白区秋保町境野字中原128-9
TEL:022-797-9520
開館時間:10:00~17:00
(月曜休館・月曜日が祝日の場合は翌日 / 冬季間は予約営業です)
<入館料>
一般…¥800
学生…¥400 中学生以下…無料
年間パスポート…¥2,000
取材・執筆:恐山らむね