「のちゃさんぽ」とは?
「のちゃさんぽ」はウラロジ編集部 のちゃが「散歩」しながら、大通りから「三歩」先の裏路地などで気になったお店を紹介するコーナーです。
気になる店は30店舗ほど「行きたいところリスト」に入れていますが、まだ行けていないお店もたくさんあるのでこのコーナーでどんどん開拓して読者の皆さんにも個性的なお店を知ってもらえたら嬉しいです!
散歩のついでに
幸町方面で用事を済ませて、時間を持て余した私はふとこんなことを思いました。
某有名キャッチコピーのノリで隣町まで行こうと思ったのです。
(だから編集部内でちょっと歩いて行くの、距離感覚がバグってると言われるんだぞ……(笑))。
よく考えるとあの辺りは知り合いの車で通ることはあったけど、歩いてみたことはなかったので気になったのです。
利府街道沿いを目指して歩きガス局を過ぎ、介護複合施設careNを少し過ぎると「喫茶」の暖簾が目に留まりました。
少し離れてみるとどこか懐かしい雰囲気の入り口がありました!実家の裏口のような印象です。
ついでにおいでよ喫茶ツイデ
喫茶店の名前は「喫茶ツイデ」。
外にはメニューが置いてあり、名物のプリンパフェがとても美味しそうです!
外には猫ちゃんと恐竜の傘立てが置いてあります。
雨の日に来ても楽しそうですね!
内装は木目調で外から見ても、落ち着けそうな雰囲気が伝わってきます。
「いらっしゃいませ!」と明るい店主さんがお迎えしてくださいます!
席数はカウンターとテーブル席の計5席。
今回は店主さんと色々お話ししてみたかったので、カウンターの席に座りました。
カウンターの周辺には様々な置き物やツイデで販売している手作りキャンドルや手作りハンガーなどが置かれているので一人で来ても寂しくありません(笑)。
テーブル席にもボタニカルなアイテムや手作りろうそく、おしゃれなトルコランプがあり、読書をするのも良さそうです。
喫茶ツイデはオープンしてまだ2年目くらいとのこと。店主のイトウさんが自宅で一人で別のお仕事をしていて、メリハリを付けようと事務所を探していたところ、色々あって喫茶店開業に至ったそうです。
店主のイトウさんは仕事のついでに、お客様は散歩やお買い物のついでに。そして、同居している古着屋を見るついでにという意味で「ツイデ」という名前をつけたんだとか。
私は早速、名物のプリンパフェを注文しました!
良い掘り出し物が見つかるかも?古着屋mother of pearl
プリンパフェが出来上がるまでの間、同居している古着屋mother of pearlを覗くことにしました。
mother of pearlは2022年12月20日で2周年を迎えたそうです!
実は古着屋の方がオープンが先なんですね。
店名のmother of pearlは真珠を生み出すことの出来る貝のことで、その貝自体もパワーストーンと扱われ、宝石言葉は再生、始まり、誕生するという意味。令和元年にオープンの話が出たことと、響きが優しいからという理由で付けられたそうです。
実は最初から古着屋をやろうとこの場所で始めたわけではなく、古着屋店主のスズキさんが空きテナントだったこの場所を見つけて「なにかできないかな」と思い、古着屋を始めることになったそうです。
開店準備当時は現在の喫茶ツイデのスペースは空いていて、一緒に何かやりたい人を募集していたところ、喫茶店店主のイトウさんが知人を通じて知り、応募したとのこと。
「元々知り合いではなかったんです〜!」と言いながら、今はとても仲良しなお二人。
古着屋にはミリタリー風のものや民族風のものや作りが珍しいもの、可愛いものなど様々なジャンルのお洋服がありました。
価格は1000円くらいのものから販売してあるそうです。
古着=ヴィンテージもので高価という印象があったけど、お手頃でいいですよね!
お洋服がラックにかかっているものだけではなく天井や棚に畳まれて置かれているものもあるので
たくさんのお洋服に触れながらじっくりと好みのお洋服を見つけることができます。
今回、寒くなるこれからの季節に良さそうなこちらのカーディガンを購入しました。
・ファスナーカーディガン 2980円
ファスナーのカーディガンを持っていなかったし、袖口の縫い目が変わっているのがおしゃれで可愛いです。薄手なのに暖かく部屋着にもお出かけの時にも着られて、とても気に入っています。
会計中、ちょっと気になるアイテムを見つけました。
点眼薬の見本表……?!なんでこんなものが古着屋に!?
mother of pearlでは最近スタンプカードができたそうです。猫ちゃんのスタンプが可愛いです!買えば買うほど割引になるのがまた嬉しいですね。
名物のプリンパフェ!ついでに……
mother of pearlで古着やレアアイテムを堪能している間にプリンパフェが出来上がりました。
・プリンパフェ 650円
プリンは程よい硬さでまろやかな甘さ。カラメルがほろ苦く、生クリームとの相性が最高です。
手作りのワッフルのサクフワッとした食感、下に入ってる黒まめ入りのグラノーラのサクサク感が、プリンとのギャップがあって楽しいです。
アイスはしつこさがなくサラリと食べられ、昭和の駄菓子屋さんに売っていたような口当たりのアイスなのにバニラの風味が口に残ります。プリンのカラメルを下のグラノーラと合わせると味が締まり、プリンやアイスの甘さが更に引き立ちます。
ちなみに、プリンは手作りのため数量限定とのこと!
喫茶店店主イトウさんがそういうとたくさんのビンが出てきました。
メニューには、桃、苺、すみれ、薔薇、青りんご、チェリーブロッサムなどとありましたが、味の種類の多さにびっくりです!ビンのデザインが可愛くて買っているうちに増えてしまったそうです。
青色になるブルーキュラソーが人気のようですが、今回はブラッドオレンジにしました。
・クリームソーダ(ブラッドオレンジ) 550円
グラス・お皿はランダムだそうです。
次に行った時はどんなお皿で出てくるかも楽しみですね。
プリンパフェに入っていたものと同じアイスですが、クリームソーダに乗ったら今度は主役に。
それでもしつこくなく、ブラットオレンジ味のソーダとさっぱりとした口当たりでサクッと完食してしまいました。これは確かに小学生に人気なはずです!
ワークショップを開催したり、参加したり
店内に飾ってあるトルコランプはお二人がワークショップに参加して作った手作りとのこと。
ツイデでつながる不思議な縁。お客様は多種多様!
取材時もご近所の居酒屋の女将さんがmother of pearlで購入したお洋服を着てご来店。
所在地が利府街道沿いのため、車で目の前を通った方が気になってくださることも多く、お声がけすると来てくれる方もいるようです。ちょうど信号待ちの途中にあるので店の前に止まったバイクや車の方が気になって覗いてることもあるそう。
この日も常連の茶太朗くんが来てました。茶太朗くんは人間が大好きで初対面の私でも名前を呼ぶとすぐ寄ってきて撫でさせてくれるとても人懐こい犬ちゃんでした。
犬ちゃんを連れて店内には入れませんが、お散歩中の方には外のお席を作ってお料理を提供しているそうです。猫ちゃんも大歓迎出そうなので、今度は私も猫を連れて行きたいと思います。
ただ大学生が来れる時間に営業してること少ないんですよね。
古着好き・喫茶店好きの学生の皆さんには、ぜひ時間を見つけて行ってみて欲しいです!
営業時間やワークショップの開催はSNSをご覧ください!
店名:喫茶ツイデ /mother of pearl
電話番号:070-8443-5097
住所:宮城県仙台市宮城野区東仙台4-2-1-101
営業時間:【喫茶ツイデ】不定期営業
【古着屋 mother of pearl】水〜金12:00〜16:30、土12:00〜18:30(時間変更・臨時休業あり)
※営業時間は古着と喫茶で異なります。お出かけの際は最新SNSをご確認ください。
駐車場:無(近隣に有料駐車場あり)