FGOをご存知ですか?
こんにちは。仙台から離れられない病を抱えるウラロジ編集長・恐山らむねです。
突然ですが、読者の皆さんは「FGO」ってご存知ですか?
FGOはTYPE-MOONが手がけるスマートフォン向けRPGです。
正式名称は「Fate/GrandOrder」、略して「FGO」。
「Fate/Stay night」を始めとする「Fateシリーズ」は
シナリオはもちろん、登場キャラクターも個性豊かでたいへん魅力的です。
FGOでは、マスター(=プレイヤー)がサーヴァント(英霊)というそれぞれ能力を持ったキャラクターを従えて、旅をします。
グラフィック&アニメーションが目を引くバトルシーンも必見です。
それぞれのサーヴァントが持つ宝具(必殺技)使用時の美しいカットインは、マスターの心を何度躍らせたことか。
あのサーヴァントが、俺の住んでいる地域に!?
そんな大人気スマートホンゲーム・FGOですが、今年でリリースから5周年。
それに伴い、各地の地方新聞朝刊に見開き全面広告としてFGOのサーヴァントたちが全国各地で楽しむ様子を描いたイラストが大きく取り上げられました。
公式サイトにてオリジナルイラストのアーカイブを閲覧することもできます。
Fate/Grand Order 5周年記念広告 under the same sky・公式サイト
宮城県も例外ではなく、日本に誇る名所である松島とサーヴァント「清少納言」がコラボ。
福浦島まで繋がる「縁結び」でおなじみの福浦橋は宮城県民にとっては、あまりにも有名ですが、この悠々とした景色にポップな装いのキャラクターが楽しそうにしている姿は、衝撃的でした。
イラストは2020年6月13日の河北新報に掲載され、JR仙台駅では大きな吊り広告としても人々の目に止まるような企画もあり、話題を呼んでいます。
松島×清少納言 はもちろん、人気の魔術師サーヴァント・マーリンが花畑で嬉しそうにしている姿や、
わんこそばを頬張る牛若丸の姿など、他のエリアのFGOコラボイラストもJR仙台駅構内に掲示されています。
それをスマートホンで写真に納める人々の姿もたびたび見受けられました。
JR仙台駅構内でのイラストの展示は6月30日までだそうです。
福浦橋に舞い降りたサーヴァント・清少納言ってどんなキャラクター?
そもそも、FGOでの清少納言は2020年のバレンタイン時期の期間限定イベント「バレンタイン2020 いみじかりしバレンタイン〜紫式部と5人のパリピギャル軍団〜」で実装されたサーヴァントのようです。
私、恐山が最後にFGOをまともにプレーしたのは大体2~3年前…。
データの引き継ぎがうまくできなくて、最近はプレーしていなかったため、正直比較的最近実装されていたサーヴァント・清少納言のことは全く知りませんでした。
しかし、調べてみればみるほど清少納言は魅力的で可愛らしいサーヴァント・キャラクターであることがわかりました。
性格や口調は「ちょっぴりウザカワ」な現代っ子?FGOにおける清少納言の魅力!
まず今回の松島コラボイラストでの清少納言のセリフにご注目ください。
「ちゃんマスー!とりま撮っとく?」
このミーハー・現代っ子感。清少納言だから、物静かに歌を詠むイメージ…ではなく、
装いもさながら、言葉遣いもキャッチー&ポップというキャラクター設定に親しみを感じます。
バンダイナムコエンターテインメント及びCygamesの開発・運営するゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」に登場するアイドル「夢見りあむ」と似たような空気感を感じます。
夢見りあむは、プロデューサー(=プレイヤー)たちから「発言や振る舞いはちょっぴりウザい系だけれど可愛い」と愛されている、最近実装された割には人気のアイドル・キャラクターです。
最近はこういう感じの女の子のキャラクターが人気なんですかね。
宝具(必殺技)がエモ可愛い!
サーヴァントたちはバトルの場面で、一定条件を満たすことで
「宝具」と呼ばれる必殺技を撃つことが可能。
こちらが、今回取り上げている清少納言の宝具「枕草子・春曙抄(エモーショナルエンジン・フルドライブ)」。
情景と枕草子の一節も相まってとってもエモい!
ダブルピースにぺろりと出した舌もお茶目で可愛らしいです。
通常時の攻撃は非常にアグレッシブなようですので、見ていて楽しいアクションが期待できそうですね。
今後のオタク×観光へ期待したいこと
今回FGOともコラボした松島は日本三景として広く知られていて、たいへん有名な観光地。
観光客が毎年数多く足を運ぶのも頷けます。
しかし、景色が美しいことや食べ物が美味しいこと、魅力的な人たちが住んでいること。
普段から美しい写真やグラフィックを簡単にスマートホンで閲覧できてしまう世の中のため、
そういったことが当たり前に思えてしまう、若い世代も一定数、存在しているかと思います。
だからこそ、今回のFGO地域コラボイラストのような、身近な観光資源の良さを改めて「とても良い!」と実感させてくれる企画は大切です。
アニメ・漫画・映画などのロケ地を巡る「聖地巡礼」をする動きが既に世界的に認知されていますから、
これを見て感動した若い世代が「エモすぎ!清少納言ちゃんみたいにオシャレして、福浦橋で写真撮りにいこっ」という自然な流れで文化を讃え、次世代にも伝えるようになってくれたら…と思います。
ところでマスター、お腹がすきましたね。
牡蠣でも、食べにいきませんか。
「松島の夕景」写真提供:宮城県観光課
執筆・恐山らむね