『私の最高の彼氏とその彼女』刊行記念トークイベントが12/26(火)開催|文学から読み解くオープン・リレーションシップ

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オープン・リレーションシップという新しい関係性のありかたを探る

2023年12月26日(火)、小説家のミン・ジヒョンさんと、翻訳者の加藤慧さんをゲストに『私の最高の彼氏とその彼女』刊行を記念したブックトークがeven(仙台フォーラス7F)にて開催されます。

司会はキュレーターの長内綾子さん。以前の韓国文学を親しむためのトークイベントでもファシリテーションされていました。

『私の最高の彼氏とその彼女』

前作『僕の狂ったフェミ彼女』(イーストプレス、2022年)では、韓国発のフェミニズム小説として大きな話題を集めましたが、最新作『私の最高の彼氏とその彼女』(イーストプレス、2023年)では、一対一の恋愛にとらわれない「オープン・リレーションシップ」という新たな関係性のあり方をテーマに、最善の恋愛を模索する主人公の歩みが描かれます。引用:https://www.even-sendai.com/event/20231226.html

<日時>2023年12月26日(火)18:30-20:00
<場所>even(仙台フォーラス7F)
<参加費>¥1,000/定員60名 ※要予約、こちらから

オープン・リレーションシップをテーマにした韓流小説をもとに、新しい恋愛のあり方や関係性など「異なる意見を聞いて知る」のがこのトークイベントのポイントです。

※オープン・リレーションシップ……パートナーの合意のもと、複数の人と恋愛関係を持つ。

ミン・ジヒョン

1986年、韓国生まれ。西江(ソガン)大学校で国文学と新聞放送学、日本学を学ぶ。2008年、日本に交換留学した際には東北大学の学友会映画部に所属し、自主映画『あんにょん、サヨナラ』を制作。韓国芸術総合学校の映像院映画科大学院では劇映画シナリオを専攻した。2015年「大韓民国ストーリー公募展」で優秀賞を受賞した。2019年テレビドラマ『レバレッジ 最高の詐欺師たち』の脚本を執筆。同年に発表したフェミニズム恋愛小説『僕の狂ったフェミ彼女』は2022年に邦訳され、多くの読者の共感を得た。その後、2022年にアンソロジー『모던 테일 (モダン・テール)』に参加し、2023年4月には初のSF長編小説『망각하는 자에게 축복을 (忘却する者へ祝福を)』を発表。十代の頃、ハリウッドのロマンティック・コメディ映画の大ファンだった。今は、当時憧れを抱いていていた世界が何を意味するかを知っている。まさにそれが理由で、21世紀の韓国を舞台にした恋愛に、依然として強い関心を持っている。

加藤 慧(かとう・けい)

1986年、仙台市生まれ。韓国語講師・韓日翻訳者。東北大学工学部卒、同大学院博士課程科目修了退学。大学院在学中に漢陽大学大学院に交換留学し、韓国建築史を学ぶ。現在はオンラインで韓国語レッスンを行うほか、仙台市内の大学で韓国・朝鮮語の授業を担当中。訳書にミン・ジヒョン『僕の狂ったフェミ彼女』(イースト・プレス)、共訳書にアントイ『なかなかな今日 ほどほどに生きても、それなりに素敵な毎日だから。』(朝日新聞出版)がある。

 

長内綾子(おさない・あやこ)

1976年、北海道生まれ。武蔵野美術大学建築学科卒。2004年にアーティストの岩井優らとSurvivart(サバイバート)を設立し、若手アーティストの展覧会やトークイベントを多数開催。その後も、国内外でのプロジェクト、展覧会等に様々な形で携わる。2011年11月、東日本大震災を機に仙台へ移住。2012年から2022年3月まで、中小企業とクリエイターを対象とした仙台市経済局の支援事業「So-So-LAB.(旧・とうほくあきんどでざいん塾)」で、事業の企画立案および運営に従事。現代アートとビジネスの両方の現場で、問いを立て応答を引き出す場の設計、およびキュレーションを行っている。2022年6月より、evenの運営アソシエイト。

ろじうさ
ろじうさ
オープン・リレーションシップに共感できるかどうかは人それぞれだと思うけど、こういう関係性を築くのもありだよ〜という今後の新たな選択肢になりそうだよね。

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ウラロジ仙台編集部