好きな服を着て、なりたい自分へ!サブカル女子なデザイナー・TOWA HEIWA【仙台】

笑う街角には服着たる
<サブカル女子&デザイナー・TOWA HEIWA編>

どこでも良いから着ていく、着たら何か変わるかもしれないので。
服は着るために作られているんですから、着て良いんですよ

#イラストレーター #デザイナー #ヘッドドレス #ルーズソックス #黒執事
#セーラー服 #写真撮影 #なりたい自分 #1回は着る #着とけ

#笑う街角には服着たる #笑服 #ファッション

こんにちはこんばんは、ウラロジ仙台編集部・艶姫猫子です。

この「笑う街角には服着たる」は、東北で活躍されている個性的なオシャレさんにスポットを当て、その始まりから現在に至るまでのエピソードを紹介していくコーナーです!

初めて着たときの思い出や、アドバイス等もお聞きしてきたので
「個性的なお洋服を着てみたいと思っているけどなかなか踏み出せない」と迷ってる皆さんに「着てみようかな」と思っていただけると嬉しいです。

このコーナーを通して、ファッション界隈を盛り上げていきたいと思います!

#イラストレーター #mousuguちゃん #デザイナー

第3回目のゲストは、宮城県を拠点にイラストレーターとしての活動やTシャツのデザイン・販売などで活躍されている「TOWA HEIWA」さんです。

TOWA HEIWAさんがデザインしたキャラクターのmousuguちゃんが可愛くて個人的に好きだったり、ご自身の普段の服装がオシャレだなと思っていたので、今回お声がけさせていただきました!


(TOWA HEIWAさんのTシャツを着用している艶姫猫子)
TOWA HEIWA×DESTRUCTIONSKOOLのコラボ商品

DESTRUCTIONSKOOLの詳細は過去記事「ヤバイ!?商い屋さん」に掲載中!


(バックプリントもオシャレ!)

着る側とデザインする側の両方を知っていると感じること、今後のファッション界隈はどうなっていって欲しいのかを聞いてきました!

それでは早速、ご紹介していきます!

#ヘッドドレス #ルーズソックス #NIKE

今回はZoomでの取材になりますが、まずお気に入りのコーデを紹介していただけますか?

-お気に入りはやっぱり、これですかね?

この時のファッションのポイントは?

-夏はTシャツにルーズソックスを合わせたり、フレアパンツを履く事があります。
冬は自作の黒のパーカー合わせたりして着てます。
ヘッドドレスは直感で「着けたら可愛いかな?」と思って着けました。

もちろん可愛いですよ!ヘッドドレスは自作ですか?

-購入品です。作家さんの手作りで、Instagram経由で購入しました。ルーズソックスもセレクトショップのものをメルカリで購入したのですが、今はもう廃番になってます。
靴はNIKEのAIR VAPORMAXで、エアーが入ってるのが近未来感もあって好きで買いました。

1つ1つ単体でもオシャレですが、合わさってコーデになるとより一層オシャレになりますね!

-自分でも気に入っているコーデの一つです!

#黒執事 #わがままファッションガールズモード #ゴシック&ロリィタ

個性的なファッションに興味を持ち始めたきっかけはありますか?

-服に興味を持ち始めたのは漫画も連載中で、アニメ化もされている「黒執事」がきっかけですね。
服のデザインが「すごく凝っているな」と思って。細部まで凄いじゃないですか!

黒執事とは

漫画家・枢やなによる漫画作品。19世紀末のイギリスを舞台に、貴族に仕える優秀な執事が裏社会の事件を解決していくストーリー。魅力的なキャラクターと垣間見えるダークさが人気の作品。

 

全体的に服装が豪華ですし、ゴシック系の服を着たキャラクターがたくさん出てくるイメージがあります。

-シルエットにした時にメリハリのあるデザインが好きなので、キャラも含め、リボンやフリルの思い切ったデザインがカッコイイと感じてました!あと、当時「わがままファッションガールズモード」が流行っていて。

ニンテンドーDSのゲームですね。

-その中にゴシック&ロリィタのブランドがあって、黒執事も見ていた当時は憧れてゴシック&ロリィタの絵ばかり書いていました。

雑誌のモデルさんとかではなく、ゲームからロリィタファッションを好きになる方も最近は増えていますよね。

-そうそう、モデルさんと言うよりも「キャラクター」を見て憧れたって感じですね!

#コーデ構築 #感動 #わくわく

この「笑う街角には服着たる」では、オシャレさんへのインタビューを通して「これから着てみたい」と思っている初心者さんの後押しをしたいという想いも込めています。個性派ファッションなどを着たいと思っている方は、最初に何から始めたり、買ったりするのが良いと思いますか?

-私の場合ですけど、インターネットで好きな物をたくさん見て、それを頭の中で組み合わせて1つコーデ作っていました。その考えてる時間が一番楽しいので、購入前によかったらやってみて下さい。
決まったお店は特にないですが、古着屋やセレクトショップを見ながらコーデを組んでたりします。

それ、楽しそうですね!購入品は何かオススメの物はありますか?

-購入品だと、初めは少し思い切った物を買ってみるのが良いと思います。

あー、わかります!安い物を買うより高い物を買った方がモチベーションも上がりますし!

-そうですね。初めて新しいジャンルに足を踏み入れた時は最初は何を買っても感動します!だからこそ一番初めの買い物は高くても安くても自分の惹かれた物を買って欲しいですね。
”高いから””派手だから””似合わないから”を理由に諦めて欲しくはないです。
自分が直感的に欲しいと思った物は似合うはずです。
初めての時は喜びも感じやすいので、感覚がバグる前に一歩目から大きく出て欲しいですね。

良いコメントいただきました♪ありがとうございます!改めてお買い物って良いですよね!

-買って、着た後のわくわく感が良いですよね!

その後にお出かけする予定が決まったら更にハッピー!

-普通の服の時よりも、原宿系ファッションの方がテンション上がりますよね!

すごく上がります!

#セーラー服 #展示会 #思い出

では、次の質問に参ります。初めて購入した物は何でしたか?また、どのようなコーデに使いましたか?

-最初に買ったサブカルっぽい物はha|za|ma大人に向けたセーラー服を買いました。

ha|za|maとは

松井 諒祐氏によるファッションブランド。ヒール部分が掴む手になってるパンプスなど、個性的で目を惹くデザインが特徴的。

 

デザインとか良いですねー!

-儚げな感じが当時から好きで、雰囲気も好きで購入しました。デザインも新しくて着こなせるか不安もありつつ一番は価格…学生には手が出しづらい価格なので、値段を考えて結構悩みました。
でも、悩んででも買ってよかったです。
好きなデザインのものに対し、しっかり考えるきっかけになったので、その後は価格で悩む事があっても冷静に計画的に買えるようになりました!
購入するきっかけになったのは仙台での受注会ですね。現物を見て実際にみた時のドキドキは凄かったです。

ネットで見るよりも実際見ると違いますよね。

-本物も見られるし、受注会では自分と同じ服を欲している人がたくさんいて「私も着て良いんだな」と思えました。

仲間の存在も目に見えたんですね。

-みんな「この服を着たくてここに来ている」と思ったら嬉しくなってしまって「買おう」と思えました!たまたまブランドのオーナーさんも居て、その雰囲気に惚れたって理由もあります。インターネット見て、事前に情報仕入れるの大事だなと思いました。

インターネットが1番手軽な情報源ですよね!

-好きな物に絞って情報収集できますし。ブランドの展示会とかのイベントは東京とかで行われる事が多いので、近場で行われたときに足を運んだり、ホームページやSNSなどの情報をよく見たりしておくのは大事ですね。

このアイテムを初めて着たときは、どんな気持ちになりましたか?

-自宅で着てみた時は「外に着ていけるかな?」と不安になりましたが、色々な小物と合せて自分の納得のいくコーデができた時「大丈夫でしょう。」と思えました!
悩みすぎて人の目がどうでも良くなったのもあると思います。
その後、専門学校の遠足に着て行ったんですが、いつも通りの服で行ってたら遠足行った思い出しか残らないけど、大人に向けたセーラー服を着ていったら、遠足に行ったし、好きな服も着られたって言う2つの思い出ができました。

TシャツのデザインなどもされているTOWA HEIWAさん、着る側とデザインする側の両方を知ると何か変わる事はありましたか?

-現実を見た感じがしますね。

制作するにあたってということですか?

-作る前はアイデアが柔軟に出てくるんですけど、作る大変さを知ると「これ作れるかな…」って制作するていで考える事が多くなりました。

デザインの面で変わる事はありましたか?

-色々な服を見ていると、細かいところまで気になるようになりましたね。「こっち側にマーク入れると可愛いな参考にしてみよう」と思ったりします。

#写真撮影 #THECLO #1回は着る

では、次の質問に参ります。
オシャレして行きたい場所や、やりたい事はありますか?

-作品撮りみたいな感じに、雰囲気重視で自分の写真をいっぱい撮ってみたいですね。写真撮るためだけにどこかへ行きたいです。

スタジオにですか?

-イメージではスタジオではなく、自然な感じが良いので外や街中が良いですね。

ポーズ決めて、いかにも「撮ってます」って言う感じではなく普段通り自然に撮ってる感じですね!

-そうですね。後は、仙台フォーラス3階にあるTHE CLOの会員になったので、そこで仲間を見つけたいですね。近々ミシンも使えるみたいで、時々作業に行けたら良いなと思います。

THE CLOとは

仙台フォーラス3階にある、服をシェアできる新しいタイプの服屋。服を持ち込んで貸したり、店舗に行って服を借りたり、気に入った服は購入も可能。

 

今年は本格的に服の制作もやっていくんですね!

-時間があればやっていきたいと思ってます。今年の目標は「とにかく縫う!」なので!

続きまして、これだけは決めているポリシーはありますか?

-服を買ったら1回は外に着ていくってのは、ポリシーまでは行かないけどやってますね。好きで買った物は買うまで行ったんだから着ないとって思ってますね。

あー…私、買ったけど着ない事が多くて…買って満足しちゃうんですよね。

-買って満足するのは分かる気もしますが、「恥ずかしくて着れない」とかって悩んで買ってからまた悩むのは無しにしたいですね。どこでも良いから着ていく、着たら何か変わるかもしれないです

私も今後衝動買いをなるべく抑えるように気をつけます。

#50年後のファッション界隈 #やりたい事を自由に #なりたい自分

難しい質問になりますが50年後のファッション界隈はどうなってると思いますか?

自分のなりたい姿を、受け止めてもらえるようになってると思いますね。

昔は美容院で「芸能人の○○さんみたいにしてください」って恥ずかしくて言いにくい時代があったけど、今は比較的言いやすくなってるなと思いますし、将来的には「芸能人の○○さんみたいにしてください」って言うのが普通になってたら良いなという願望です。

最近はInstagramの写真見せて髪型や髪色の注文する方が多いようなので、今後はそれが主流になっていきそうですね!

-自分の好きな髪型・髪色や服装を実現できる事が、尊重されて生きていける世界になってて欲しいなと思います。

永遠の課題かもしれないですね。

-服装に限らずやりたい事を自由にできると良いですね。
自分で服をデザインするのも、昔はハードルが高かったし物を売るのも勇気が入りました。
でもなんだか最近では皆少しずつ楽しんでオリジナルのグッズをデザインしたり夢をもって活動できている気がします。
そう言った世界がもっと広がればいいですね!

その世界良いですね!何か良い方法はないものか…

-アイデアが豊かだけど技術がない人たちの為にも「こういうの作りたい」って思ったら、誰かが作ってくれるシステムができれば良いですね。

「アイデアコンテスト」とかで採用された方には完成したものをプレゼント!っていう企画があるんですけど、そういうのって採用された人のモチベーションがものすごく上がると思うんです。
きっとそれだけで人生変わります。

良いですねそのシステム!

-自分の頭の中で考えてる物を形にする事が、ブームになるくらい身近になってると良いですね!

50年あったら実現できそうですね!

-どんどん便利になって、将来的にはみんななりたい自分になってもらいたいなと思います。

良いコメントありがとうございます!

#着とけ #服は着るために

それでは最後に、着たくてもなかなか踏み出せない人へメッセージをお願いします。

-うーんなんだろ…直球ですけど「着とけ」ですかね。

パンチラインが効いてる!

-周りの目が気になって着られない人は沢山いると思います。でも、面と向かって否定的な意見を言ってくる人はほぼ居ないから、安心して大丈夫です。
1回着たら、今回は物足りない部分があったから、次はあれを足そうとか「着る」と見えてくる物もあるので。だからこそ着とけ」。

着たら見えてくる物は本当に多くあって、派手かと思ったけど着たら気分上がってもっと着たくなった事もありましたし、ズレてくる部分あるから次は安全ピンで留めようって改善点も見つかるし、着る事は大事だとよくわかります。

服は着るために作られているんですから、着て良いんですよ

完璧な締めのコメントもいただいた所で、本日はありがとうございました!

-ありがとうございました!

あとがき

私たちが普段何気なく着ている「服」は簡単に作られていないし、多くに人に好かれて長く続くブランドやデザイナーさんは好まれる理由がきちんとあるんだなと思いました。

服を買う、服を着る、イベントに行くなどの行動することが次に繋がっていき、どんどんと良い方へ向かって行くんですね!

将来的にデザインのお仕事をやりたい方々の事も私は応援します!

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取材日:2022年2月13日
取材・執筆:艶姫猫子