令和にハッピー☆マテリアル聴き比べ 人気声優や宮城の地元アイドルによるカバーも【編集長ブログ】

文化

ウラロジ仙台読者の皆様こんにちは、編集長の恐山・R・クロフォードです。

たまに書かせていただいている編集長ブログ、以前書いたベローチェ南町通り店が閉店した話、わりと読んでもらえていたみたいです(なんで?)。

しかし今回は、90%宮城県と関係ない話をさせていただきます(なんで??????)。
箸休めということでここはひとつ……

ハッピー☆マテリアルって何?

さて、皆さんは「ハッピー☆マテリアル」というアニソン界のアンセムをご存知でしょうか。
『魔法先生ネギま!』という学園×ファンタジー×ラブコメ漫画原作のアニメ主題歌で、2005年にリリースされました。古のオタクのビッグ感情を揺さぶる恐ろしい楽曲です。

▲公式からのOP映像供給ありがたいですね。

そして『魔法先生ネギま!』という作品自体、2023年2月で20周年を迎えたということで……。時の流れもまた恐ろしいですね。

「◯月度」シリーズの恐ろしさ

そしてこのハッピーマテリアル、複数のパターンが存在します。それが「◯月度」シリーズ。主人公のネギ先生が受け持つ真帆良学園2-Aの生徒たちが5名ずつユニットとなり、「1月度」「2月度」という具合でアレンジやニュアンスを変えつつ、同じ曲を歌っているわけです(アニメ放送時もそれぞれを4話交代くらいで楽曲チェンジしていました)。

なお当時のオリコン上位に食い込み、カウントダウンTVにも平成の名曲ポップスと並んで「◯月度」ごとにランキング入りしていた恐ろしい楽曲なのです。知らなかった方はぜひ、お気に入りのハッピー☆マテリアルを見つけてください。

私は2月度と6月度が好きです。

2月度の担当は、麻帆良学園中等部2-A(柿崎美砂/神楽坂明日菜/春日美空/絡繰茶々丸/釘宮円)。メインヒロインの神楽坂明日菜もユニットに入っていて、ラストサビの「ゴー」も2回繰り返していてブチ上がり間違いなしのバージョンです。なお、本日3月3日誕生日である釘宮円も2月度の担当メンバーです。おめでとう!!

6月度の担当は、麻帆良学園中等部2-A(宮崎のどか/村上夏美/雪広あやか/四葉五月/Zazie Rainyday)。6月度は優しい感じがとても良いです。特に宮崎のどか役の能登麻美子さんの歌声には心が洗われます。デトックスだねえ。

人気声優によるカバーも

このハッピー☆マテリアル、水瀬いのりさん、小倉唯さん、上坂すみれさんなどたくさんの声優さんがカバーして盛り上がってきたのも面白いところです。個人的には桃井はるこさんバージョンもピコピコキラキラで好きです(試聴してみてね)。

2020年には『魔法先生ネギま!』神楽坂明日菜役・神田朱未さんによるセルフカバーの動画もアップされ、平成の名曲の割に令和になっても供給が絶えません。激アツすぎる……。

宮城の地元アイドルもカバーしてた

みちのく仙台ORI☆姫隊は、東日本大震災の復興支援をきっかけに生まれた宮城県内被災地の小・中学生による、世界で唯一の自然災害復興支援のためのボランティアアイドルグループ。メンバーチェンジを繰り返しながらも、長く活動が続いていますよね。5年以上前のリリースですが、こう……グッと来ますね!

久々にハッピー☆マテリアルを聴いてみませんか

ちなみに『魔法先生ネギま!』が放映された00年代(特に2005〜2008年ごろ)はアニメ作品から数多くの名曲が生まれました。『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズや『らき☆すた』『けいおん!』『マクロスF(フロンティア)』など当時にしては活発なダンス、演奏アニメーション等と組み合わせたチャレンジングな主題歌・挿入歌も多く、凄まじい勢いだったように感じます。ちなみに、『けいおん!』の「Cagayake! GIRLS」などを手掛けたTom-H@ck 氏は宮城県石巻市出身

00年代を生き抜いてきた古のオタクの皆さん、そして逆に「え〜知らな〜い」という若い世代の皆さんも、この記事をきっかけにハッピー☆マテリアル中毒になってください。

よろしくお願いします。

執筆:恐山・R・クロフォード