2023年 1月 花自宅にて。
寒すぎてこたつの中でネットサーフィンしたり、読書に耽る日々を送っていた私。
『君のクイズ』
小川哲先生による競技クイズを題材にしたミステリー小説。
宮城マスター検定とは
県内外の幅広い個人に本県の魅力をアピールし、本県への理解と親しみを深めるとともに、観光や県産品購入等のきっかけをつくることで「富県宮城の実現」に寄与するために平成19年度から県が実施しているものです。
平成23年度から平成25年度まで東日本大震災の影響で休止していましたが、平成26年度から再開しています。
※宮城県公式HPより引用
▼QuizKnockの動画
日和山までの道のり
蒲生(がもう)行きの仙台市交通バスを利用し、終点の中野新町で降りて日和山を目指します。
天候に恵まれた川沿いの道路を歩いていましたが、1月だというのに結構暑い!
事前に行き方等を調べた時に「周辺にはコンビニが無い」「日陰となる場所が無い」という情報を目にしていたので事前に準備して水分補給しつつ歩いていたものの、ヘロヘロになってしまいました。
真夏に行く時は日傘など万全の準備とコンディションで臨んだ方がいいと思います。
しばらく工業団地と運送会社の車庫が立ち並ぶほぼ一直線の道を歩き続けているうちに「本当にこの先に日和山があるんだろうか」という不安が募ってきました。
パースの一点透視法(風景を描く時に使われる技法)のお手本みたいな光景。
更に歩みを進めると目の前に「なかの伝承の丘」が見えてきました。
なかの伝承の丘は東日本大震災の影響で廃校となった旧中野小学校跡地に作られた追悼の場所。
丘の階段には津波到達高が記されています。
東日本大震災慰霊の塔に手を合わせ丘を登ると、慰霊塔と中野小学校閉校記念碑、4地区について書かれたモニュメントがありました。
慰霊塔「希望の鐘」
中野小学校閉校記念碑
モニュメントには和田地区、西原地区、港地区、蒲生地区の歴史が書かれています。
ほっと一安心し、再び日和山を目指します。
そして歩き続け……
見えてきました!日和山!
バス移動中のお供に持って来ていた『君のクイズ』を添えて。
そしてついに……
日和山を無事に登頂!!
一応、環境省により「鳥獣保護区特別保護地区」に指定されていることもあり「熊出没注意」や「高山植物採取禁止」といった看板があり、なんとなく東北大学立て看同好会のタテカンを思い出してしまい、思わず笑ってしまいました。
そして最後に陸前高砂市民センターの窓口へ向かいます。登頂した際に撮影した写真(画像データ)を持って行くと、なんと日和山の登頂証明書が貰えるんです!ここから徒歩で。
なんとか辿り着き、無事登頂証明書をゲット出来ました。
感想
実際に現地を歩く中でなかの伝承の丘の存在を知ったり、日和山に設置された看板の様子から周囲の人々に愛され大事に守られていることが伝わってきたりと現場の生の空気に触れる大事さを実感しました。
この看板も現地に行かなければ見られないものです。
取材・執筆:花