東北大学 動く会による「パスタ15kg消費対決」!
2024年8月2日、ウラロジ仙台では東北大学のサークル「動く会」のインタビューを掲載しました。今回はその続編……動く会による2024年度の企画「パスタ15kg食う」の部誌を掲載します!
動く会が実施する企画は代々、ブログ等ではなく大学ノートに手書きでコメントで残して「部誌」としてアーカイブされています。大学祭等のイベント以外では部員以外なかなか手に取れない代物です。
前回のインタビューで圧倒された読者の皆さん。
壮絶な約9日間の記録をとくとご覧あれ。
パスタ消費対決 企画概要・チーム編成
ルール…パスタ15kgを3チームにわかれてとにかく消費する ゲロったら12時間禁止
<チーム佐々木> 佐々木(3年) 冨岡(1年) 大西(1年) |
<チーム小松> 小松(3年) 小師(1年) 島崎(2年) |
さて、どちらのチームが早く15kg消費するのでしょうか?
※辛さに感情移入しやすい構成となっております。大食い、ドカ食いに苦手意識のある方はさらりとお楽しみください。
※読者の皆さん、ドカ食い気絶部(通称・ド気部)は危険です、安易に真似しないでください。また、部員のみんなも若いからと言って無茶しすぎないように。
<イントロ>部誌作成が遅い
今回の企画、ウラロジさんの取材も絡んできてるから なるだけ早く部誌を作るべきだった
しかし2024年度、企画が多くノートの消費も早いため丁度ノート切れ
月・火をめんどくせえなあーで過ごしてたら
あっというまに水曜、情けなや…部誌キャンセル界隈。
とりあえず月曜から覚えてることを全部かいていこうかと思う
(3年・佐々木)
〜パスタ15kg消費対決 開始〜
<1日目>後輩よ、強キャラに育っていけ
チーム佐々木
5/13 最初の250gは単にめんつゆをかけただけ
次は納豆パスタ。なんかしんどいって気はしなかった
初めて二郎とか久美食堂行った時と同じしんどさ
パスタは終わらない、spaghetti zombie
吐きたいね ハイ・チャイナ!
飲みこんで溜めこんで
飽きれば吐いちゃいな
いや吐けない、吐いたら12h禁止 耐えねば
そのまま腹が減る前ににバイトへ、一生〜〜、〜(解読不能)ってるよ~〜
寮でも空腹など来ず、まず一食で12時間もつって何?風呂場で島崎(動く会部員/チーム小松)に会う。もうみんなパスタが嫌なのだ。寮の先輩に「動く会ってしんどい……」って言ったら笑ってた。
毎度思うが企画の度に新鮮なしんどさがやってくる。
小師(動く会部員/チーム小松)もずっとパスタの話してる。寮の2人ていうか、初企画参加これで本当によかったのか?
これは2011年だかの「日本人なら米を食え!」企画のオマージュだ。
▲動く会が過去実施した企画の部誌
本家は3人1組で60kg食べてた。
15kgでもしんどいのに60いける先人のメンタルに恐れ入る
動く会最強世代の異名を取る方達はハンパない……
しかしこれで1・2年生が動く会の面白さ(?)としんどさ知ってくれれば嬉しい
2年で島崎、1年で小師、冨岡くん(動く会部員/チーム佐々木)とか強いキャラが育ってきている。 前田くんもそうだろう。俺が普通でも下がとんでもないのに育っていけば 連鎖でそういうのが入ってくる、それが目標だ、動く会の延命
パスタのことを語り合った後に気絶、明日もパスタか〜〜〜〜〜〜〜
(3年・佐々木)
チーム小松
はじめまして。新入部員のC4※・小師(コモロ)です。
※C4……2024年度入学を指す。たとえば2023年度入学の場合は〜学部C3の〜ですと名乗ることが多いようだ。
私は労働が嫌いだ。この社会はやろうと思えば無限に効率化できるにも関わらず、無駄があふれている。そして、そこから雇用がうまれている。すなわち就業することはこの無駄の肯定、社会構造への加担に他ならない。第二に、労働は人間性からの疎外である。マクドナルドを見よ、「スマイル0円」などと云って感情すらも切り売りすることを強制される。これが、高度資本主義社会か!
しかし、働かなければ金は稼げない。この矛盾に苦悩していた私に、福音のごとくふってきたこの企画、相手チームより早くパスタを消費すれば負担ゼロ!
というわけで参加した。これは大食い企画ではない。資本主義社会に対する叛逆の試みである。 〜〜〜(解読不能)!
1回目:カルボナーラ
- ベーコン6枚(切り落とし)
- 卵1こ、粉チーズ適量
- チューブニンニク
これらをゆでたパスタにまぜる。
(1年・小師)
<2日目>昨日の自分を殺したい
チーム佐々木
5/14
昼パスタ なめ茸パスタ 納豆パスタ
具、減少
なめ茸パスタはパスタになめかけただけ。
納豆パスタはネギと納豆にパスタ、500gくらい? 味気ない。舌の許容差に救われている。
というか自炊に救われ、殺されている
大学入学〜今までの自炊でマズいメシも食べられるようになった。 だからと言ってマズいのを作りたくはないんだけどね…
そんでマズいの作って自分を殺してしまうが、それで生きていられるように鍛えられているから死ねず。
アンチ・ネームド・クッキングをやると必然と外食に行きたくなる。 とにかく金がかさむ
まずい自炊は心を削るのだ。
Discordをみているとチーム佐々木の冨岡君と山田君(?)が パスタの写真を上げている
なんかちゃんと料理してて凄いな〜、こんなシンドイのに。
というかパスタソース買ってるの偉い!!この企画が始まった時、パスタソースを買おう!なんて思ったことがない。
とりあえずジャパナイズされた味をつけていけばいける!で感覚的にやっている。これが悪い、刹那的。あまり続かない。
俺のパンクはチバユウスケ※さんから相伝の「No Future」を一瞬毎に実現することで未来を見にいくことだ
※Thee Michelle Gun Elephant · The Birthday · Rossoなど数多のバンドに関わった伝説的ミュージシャン。動く会の部員は辛い企画を通してミッシェルに辿り着くことが多い(先日更新の「動く会」インタビュー参照)
俺の解釈はこれ。仮に間違っていたとしても、『世界の終わり』の数年後に『 エレクトリック・サーカス』を作り、その後で『1000のタンバリン』、そして『PINK PANTHER』『 LOVE ROCKETS』の歌を生み出したチバさんの 苦悩と希望はの心に受け継がれていると信じている。
(『サンダーバード・ヒルズ 』THEE MICHELLE GUN ELEPHANT より)
自分で自分の今を愛してやるからパンクが生まれる。
パンクは愛。愛で企画を乗り切ってきたのが俺だ。
そして今度もパンクにてこの企画を乗り切る。それが信念。
バイト中、事件はその時起こった。
バイト中、なんか、ずっと気を失いそうになってないか?
立ってても、歩いてても、フっと記憶が途切れそう。
集中が切れて、倒れてしまいそうになる
もしかしてこれ、血糖値が血圧がとんでもないことになってんじゃね?
野菜、魚、肉、それらを限界まで排してパスタを食べる
その弊害が2日目にして現れた。
先週『ドカ食いダイスキ! もちづきさん』というマンガが始まり、「至る」という表現が知名度を得てまだそれほど時間が経っていない。 ここでは本当に死の気を感じた。
これはマズい。考えないと死ぬ。
なんとか5時間半の労働を乗り切る。至りかけ(気絶2割)で 仕事してたから指とかの精密動作がうまくいかず、色々なところに 体をぶつけた、痛い。
寮に帰れたのも無事風呂に入れたのもミラクルもの
俺は生きているのではない、世界に生かされている
ここが大事だ、主体性の加害性。
マジでこれに、気いつけて生きないと悪いことが起きる
そこに向き合って止摘させてやらないと何もない
別に何もないわけではないか…
停滞は停滞で愛すべきだろう。バイト終わって30分、風呂キャンセル界隈になりそうな体でTwitterをいじるのだってそれはそれでいい。よくない、早く風呂に入った方がいい。
そしてストレッチ。(部員の)島崎・小師と企画の話する。
皆しんどいのによくやるよ、本当に皆しんどい。
俺もうパスタ見たくないもん。嫌だ。
(3年・佐々木)
チーム小松
昨日の自分を殺したい。
資本主義への戦いとは胃もたれとトイレに行ってもおさまらない腹痛では少なくともないはずだ。佐々木チーム(敵)の一年生2人の食欲が底抜けすぎる。1日1食とか正気か???
この分では自分が原因で敗けることになりかねない。1人2,000円とはいえ懐は痛むし、何より↑(先日)あれだけ書いて敗けたら顔がなくなる。
私は朝は食べないし、昼は学食で食べている。ミールマネーは私に良い昼食を食えとささやき 後にはふくらんだ胃と大量のパスタである。実質1日1回という制約のもと最大限のQOL を生みだす調理をしたい。
しかしそれはパスタ以外の食材によってもたらされる 金がかかる。ああ……。
(1年・小師)
<3日目>プロデューサー、私はさっぱりとしたやつがいいかな
5/15 今日も朝を迎えられた
最近は起きることが嬉しい、あとは布団でダラダラするのやめて ちゃっちゃか動きだせば完璧なんだけれども…
昨日死にそうになったので活かして料理にシフトチェンジ
今日は肉と夏野菜の洋風つけ麺
肉と野菜からダシが出て美味かったが米研ぎ用のボウル一杯に入ったパスタを食べてる内につけ汁がなくなって終了 最後は根性
そう、ここで相性のセンタクシ
明日学マス(学園アイドルマスター)がリリースするのだが、私はもう既に篠澤広が好きになっている
あの女、パンクだ。
全部受け止めて全部還元する気ではなかろうか 多分自分が線細いのも喜ぶタイプ、逆境に強いタイプ。その時一番しんどい道を行くのがロックだと思う。 俺もそうなるかと思った。
今日から俺、篠澤広になります。
食い切る、パスタを、一人で半分くらい。
俺の ロックンロール
昼はひたすら音楽みたい聞きながら食べてた。音楽聞かないと食べてられない。今日はルースターズ、climbgrow、The Birthday たくさん聞いた。ロックこそ救い
てか最近ロックの話しかしてない
(3年・佐々木)
チーム小松
欲望にまけて購買でピザポテトを買ってしまった。罪。
金曜には○○研の確定新歓があるから食べられない。殺してください。……と思ったらレンジでパスタゆでるやつが部室にあった。これで昼に食べられる。今日のレシピを模索中、少しずつ体調がくずれていっているのでさっぱりしたものにしようか……
きのう日就寮の同期に諭されてバイトをふたたび探しはじめる意志薄弱。
東大学部卒と東北大博士卒ってどっちが強いんだろう
(1年・小師)
<4日目>動く会の根性論
チーム小松
(3年・小松)
チーム佐々木
最強の男、佐々木
ウラロジさん来た時にダラダラとパスタ食べてたけど、あれで茹で前500gくらいはいった
結局、覚悟の差なのよ
企画に臨むにあたって一本思想の軸があった方が強い。
しんどい時最後に背中を押すのは自分
何を隠そう、動く会は根性論サークルだから。
多分だけど俺が一番最初に5kgいける
7.5kg食べて1年生のサポートに回ることになると思う。 なんなら10kgいける
というかそういうの考えてなんとやってらんね〜
こんなこと抜かしてたら、冨岡くん来て5kg袋の残り持ってった!
他人に覚悟がないとかそういう視点でまず物事を見るのが間違っている。自分が為すべきは信念をすら相対化すべきるということだったのだ。多分4キロとちょいくらいは食べてたんだけど、向こうも同等以上のスピードで食べていた。というか同じことを冨岡くんも思ってて、「佐々木さん食べてます?」と言われた。 見えないからこそ連帯が生まれない。
せめて上回生としてどっしり構えているべきだったな〜〜〜。
行く、重い物に行く
キャンセルするな、負けるぞ
なんかそろそろ同人活動とか音楽とかやりたい
消費するだけじゃ世界に不義理だ。
(3年・佐々木)
<5日目>限界の境界
チーム佐々木
図らずして何個か間違い探し状態 いやさあ、ミートソース水分少なすぎ…
ぜーんぶ吸われちまった
これ食べ切ったのが22時
あと目算靦然100gくらい残ってる。
次何で食べるべきか…
麻婆パスタ
ここに600gx2の完遂をする。多分茹で前だから、2kgくらいは食べてる自信ある。 他に具など混ざるから量はかなり凄いのではないか?
9:05 少しずつ疑念が確信へ変わっていく
夜に風呂入った時足の皮がカサカサになってた。
冬でもないのにおかしな話だけどなぁ…くろいですませていたが、色々と繋がるものがある この企画を始めてからやたらと喉が渇く
月曜になってからずっと水が足りない気がするのだ
あれ?この二つって結び付く?
普段というか最近は篠澤広とチバユウスケの共通点を 見出してキャッキャしていたくらい、2つの点を結び付けて生活 しているが、二つを結び付けようとしていない、それどころか 避けようとしている。
まさか、無意識のうちに正常性バイアスを働かせているのか?二つが結び付かない、それどころかパスタは関係ないと思おうとしている。
しかし朝起きて出てきた3点目、指がカサカサになっていた。
普段からの日課、ミリシタ(アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ)が上手くいかない。手が動かないというか触感がいつもと違ってて分からない。いや、日常生活は支障なく行えているが、高度な生活を行うのにとてつもなくコストがかかる。
というか朝起きてまだ腹減ってないし2回もウンコした。ちゃんと固体が2回出てるの。本当に終わりの兆候ではなかろうか
流石にマズいぞ…と思って水をペットボトル1本分飲んだのだが こんなのではまだ足りないらしい、マジでこの体どれだけ水分抜けたの?5日で6kgのハイペースがここに来て損なわれてゆく。というか損ねないとマジで死んでしまうかもしれない。さすがに日曜までには企画終わらせたいのだが、もしかしたら月曜まで 続くのかもしれない。
嫌な気持ちを引きずったまま、日就寮の大イベントへ…寮生総会、昼休憩、こんな時でもパスタを食う。小師、島崎、自分がパスタを茹でにいく。島崎くんの 動く会はパスタを食え~ の号令でスイッチオン。昼も800gくらい茹でた、さすがに使い切れるだろう…なんか休憩終了まで15分しかない。
楽観論者として知られる私もさすがにそこまで希望は持てず 800gを3皿に分け、1皿空ける。残5分。大体3割くらい食べたところで復帰
「食べながらやればいいじゃん」と先輩に言われたが 島崎くんは議長、これはスポーツマンシップに反する。自室にパスタ皿を置いてきて総会へ。
総会終了、残りのパスタを食べにいく
残ノルマは1.7皿で茹で前400gくらいのパスタ。ちなみに昼、夜はカレーパスタをやったからすぐ片付いた。茹でれば食べるだろ!と思い、ノルマを全茹で。後のことは夜で考える方式にすることに。そういうのが一番楽だ、というか自分はそうやって乗り切ってきた。 パスタ空けるぞ!
ここで、私の浅慮から大事故が起こった。
寮のコモンスペースに酒があることを知り、飲みにいこうと決意。あんなに長い会議を終わらせて その後に飲む酒は美味いだろう!そう思い、焼酎を注ぐ。パスタ茹でつつ酒を飲む、これでいこう。
あれ…?
酒ってこんなに辛かったっけ…?
なんか味覚がいつもと違う、あと肝臓の辺りが痛い。このパスタ企画で肝臓を酷使していたにも関わらず 高アルコールの酒を飲んだことで肝臓がキャパオーバー。二口だけ飲み、パスタを150gくらいたべたところで震え(主に手)が止まらなくなる。いつもだったら 日本酒2合くらい飲んだ後の酔いが全に回る。
これダメだ、パスタの皿を持って自室へ下がる。
苦しい、苦しい、目がかすむ、生きた心地がしない。 左手が震える、止まらない。ミリシタどころじゃない、学マスも 回せない、死ぬか…?死ぬのか?
死≒破滅の道筋が見えてきたために音楽で状況を打破する方針にチェンジ、
聞く曲はもちろん、ハイタイムだ。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのHigh Time. この頃はまだ thee michelle gun elephant か…?
目当ての曲はリリィとシャンデリヤ、意識トバして 帰るよ リリィ
俺の意識が飛ぶ!!!!
あふれかえるパスタの山かきわけてた あふれかえるパスタの山 泳いでいた
うがああああああああああ…
飛びそうだがここで飛んだら最後死んでほうのかもしれない、人生、完全燃焼もさせられずに
けれどその時の記憶はほとんどないし、ペンが持てたのかも分からない。ここら辺は現在私の能動力が早く限界を迎えていたという大きな反省点となるだろう。
chu chulu chu chu chu chu yeah !!(Sweet MONACO より)
Sweet MONACOのこれってパスタすする時の音?
この企画が始まってからフォークを使っていない。
パスタはちょっと太い博多ラーメンだと思って食べていた。ラーメン15kg生活と大差なし
甘いモナコへ逃げよう…
俺も逃げたい、この企画から
シャンデリヤ、この曲が聞きたかった理由はアベフトシの鬼気に触れれば 復活できる確率可能性があると考えたからだ
イヤミなサングラス⇒これってどういうサングラスなんだろう…ってずっと考えてた
元気は出たというか光が差し込む 天上に踊るような感覚
大体FF6のラスボス戦の背景、こう例えて理解できる部員は 多分いないのだろうが、経験を辿るに多分ここから出てきた背景を 脳内でブラッシュアップして、そこで踊っている。
曲が終わるかどうかという所で失神
(3年・佐々木)
<6日目>生に感謝
5/19
目が覚めたのは10時47分、今日は立春、動く会、SOS団の 新歓
生きてたあ~~!
正直これが一番嬉しかった。
栗駒の麓、パスタ企画1~4日目など生に感謝する
タイミングは色々あれ、本当に嬉しかったのはこれだ。 風呂キャンセルこそしてしまったが生に感謝
寮の外に出たら畑仕事をしている寮生がいたためちょっと手伝う。畝を拡張させるらしい。田舎育ちの血が騒ぐ!スコップの使い方には慣れてるぞ、俺は詳しいんだそういう顔して農作業に従事。
午前の日が体に染みる、朝日を受けて農業している。 これより良いことってあるかな…?
かなりストレスが消えた、部室へビタミン剤を取りに行く。行ったら池ノ上、あっきー、藤丸、小松がいた。新歓メンツ。全員日就寮は初めてだったため道をレクチャー。パスタのみだったからちょっと道がしんどい、もっと色々食え!!
寮に着いた後は島崎くんに寮見学を頼み、しゃべりながら寮見学。池ノ上、まさか寮に入るか…?ってくらい食いつきがいい。清掃についてちゃんと方針練るかー。
その後は麻雀班き、スマブラ班、卓球班、事務仕事班に分かれて バラバラに新歓、ちなみにここまで一年生は2人しか来ておらず。
そういう心配をしながら昨日残したパスタを食う。辛い。
なんかずーっとパスタ食っとんなあ~~~~~。
奇しくもまた俺と小松は別チーム。因縁だのう。6-3で5回表終了、ウチの3点リード。ピッチャーはあっきー。
カス
全員ほぼノーコントロールなため8ボールで出塁ということになったが、ここでエイトボール出塁を許す。ピッチャー交代、俺。確か俺も1回エイトボールした。気付けば満塁。
坂元くんや鳥崎くんに代わって…!!ってお願いしたが「最後は会長が締めてくださいよ」と言われ、やむなく続投。
こうまで来たら意地を見せる。
全ての声に「ウーッシ」と応える元柔道部仕草。
2点取られるも2アウト、6-5で2死満塁、最後の打者は小松。小松はここまでバントで点を稼いできたが、今は満塁。というか集中しすぎて小松が振ったのかバントしたのか考えてない。
当たったボールはピッチャーの真ん前 ホーム行けホーム!全力疾走、薄氷の勝利。
ずーっとw.o.d.の煙たい部屋を脳内再生していたからあの???な感じで脳を洗練させていた。
なんかいつになっても音楽に頼るなあー、というかこういう場で 音楽の話をするために音楽を重要な位置にセットしている可能性もある。その後は歓談、麻雀で進み、お開きに。
メシは近くの愛姫に行くことに。
もう皆パスタ食いたくないのよ…
レバニラ定食を注文。一週間ぶりの米だ!これがかなり嬉しかった、パスタしか食べないのはこたえる。
本当においしかった
しかし、パスタを食べている時私は一切の感謝をしていないのでは ないか?ということに気付き、道徳的欠落に襲われる。パスタ15kg企画は苦行系に位置付けられる企画だが、その前に生きているからこそ企画を打てるという性質の以上、我々は食べることに関して不断の感謝を行わなければならないのだ。
それをなんだ、俺は苦しい、苦しいといい…パスタ作ってる人の気持を考えたのか…?
おかしい、人間として。ラスト2.5kgはもっと真面目にやろう、そう心に決めた。
(3年・佐々木)
<7日目>ブーツの底には 味のしないパスタが へばりついたまま
チーム佐々木
5/20
寮から部室にまた拠点が移る。
今回の企画は15kg、チーム小松、減ってなくねー?
多分今日の昼飯分で1袋分差がついた。厳密にはもうちょいなのかもしれない。
最近は味がしないパスタを作ってしまっている。もやしパスタはひどかった、もやしで味が薄まって水とパスタの味しかしない。水分でどんどんふくれていく。完っ全に調理法を間違っているのだ。もうちょっと美味しく食べるべきだ。
そもそも、人間が食べられる飯の回数なんて限られている。人生80年×3食。そのうち1/xを食べ切った。残り3/4しかないのに、こんな料理してていいのか。なんかもっとさあ…味の素使うとかさあ…
あと先週と今週で目に見えて違うことがウンコの量。月-木くらいはそうでもなかったのだが、金曜から明らかに 増えていく、土曜は4回、日曜は3回だ、全部形を伴っている。 多分体にチクセキできる脂肪の量が頂点に達し、もう外に出したろうってなってるのだろう。
いや全然構わんがちょっと怖い、大腸…ヨーグルトとか食べていたわった方がいい。
肝臓もごめんな、変に負荷をかかけて…マジでこの企画終わったら肝五臓六腑をいたわろう、ちゃんとグラノーラとか食おう。
土曜は飲み会なんだ、五月一八日の惨劇は繰り返してなるものか
(3年・佐々木)
<8日目>ここで、俺のパスタは
チーム佐々木
5/21
部室のパスタ量がついにチーム小松を下回った。
多分消費量は14.2kgくらい。残りは冨岡くん待ちだ。
最後ももやしパスタ、芸がないぞ、芸が。残り茹で前800gくらいだったから、もやしで味飛ばされてしんどかった。水分多い野菜は塩辛く味付けた方がいいよこれ。けどもやし食べてるだけで健康になれてる気がする。これはすごい、プラセボ
苦しい9日間だったが、難なく食べ切った。チーム佐々木、部室のパスタ残存量ゼロ!!
そして夜、冨岡くんから完食報告。
(3年・佐々木)
〜チーム佐々木 リザルト〜 肝臓…大打撃 飲み物…お茶がいい 健康意識…大向上 料理のモチベ…人生一高くなった!!! |
大加筆〜パスタ対決参加メンバーによるあとがき〜
チーム小松
チーム佐々木
ウラロジ仙台編集部から「大加筆(9日間の記録を読んだ感想)」
- 臨場感があり良かったですが、パスタ食べ続ける辛さがリアルに感じられて胸焼けしそうです…… 。(花)
- 苦しくなりました。食べすぎて戻しそうな感覚が鮮明に起きました。 日常生活に支障をきたすほど苦しみながらも食べる姿がロックで面白すぎます(大沼)
- 昔何かの記事で「オシャレと節約のために一生ミートソースパスタ食べてるギャル」が取り上げられていたのを思い出しました。これ読むともちろん食量は違えど、そのギャル強いな。 地下道-3150で動く会の「米を食え」の部誌読んだ時はカレーという名の消費最強メニューが登場してたけど、パスタ回はコレがめっちゃ食える!みたいなの無かったし生活に支障きたしてるし……やっぱり米って最強なんですね。(のちゃ)
- 15kgって名探偵コナンのあゆみちゃんと同じ重さだぜ( ꒪꒫꒪)人1人分食べるのスゲエ(猫子)
「なんでもやってみる若者」を支えるのは寛容な大人
東北大学のサークル・同好会の中でも際立ってアヴァンギャルド街道を突き進む動く会。今回の部誌からも感じ取れると思いますが「なんでこんなことをやっているんだ」と本人たち自身も毎度実感しているようです。
人間はひとりひとり多種多様な方向にベクトルが伸びているものであって、<○○ならこうあるべき>というごく狭い定義に縛られるべきでない(意訳)というのが哲学者のジル・ドゥルーズによる教えです。それに倣えば<学生なんだからかくあるべき>という枠組みに縛られず、「まあとりあえず色々やってみな」というドゥルーズの思想的な寛容さを持つ大人が一定数いた方が社会は豊かだし、きっと面白いはずです。
読者の皆さんも一緒にパスタをドカ食いしてくださいというわけではありません。ただ、少しでもこういう活動を見かけて心が動いたら「ちゃんと見ているよ(見守っているよ)」と若者たちに伝えてあげて欲しいのです。そうしたら、もっと自由に動けるはずだから。(編集長より)
とかなんとか、綺麗に終わらせるのも勿体無いので最後は佐々木会長の大加筆part2で締めたいと思います。
佐々木会長の大加筆 part2
企画・協力:東北大学 動く会
編集:編集S、恐山R