地下道-3150を改めて、データで振り返ってみよう!
ウラロジ仙台編集部のライター/エンジニアのShimMyanです。2022年10月8日(金)〜10日(月・祝)に開催したウラロジ仙台初主催のマーケットイベント「地下道-3150」開催期間中、現地で行ったアンケート調査についての内容になります。少し前の記事の通り、初開催の割には大成功だったイベントでした。
他方でアンケート調査を通じて様々なご意見を頂戴しましたので、その振り返りをやっていこうと思います。この場をお借りして回答してくださった方には重ねてお礼を申し上げます。
こちらのアンケートでは、年齢や職業などの基本属性に関する情報の他、
- イベントに来場したきっかけやイベントコンセプトへの印象
- 青葉通地下道に対して持っているイメージ
- イベントへの不満や改善点
などを中心に伺いました。
アンケートに回答してくださった総数は60近くに登り、会場自体に足を運んでくださった方は、3日間合計でおよそ3000人になります。3日間各日偏りなく来場いただけました。
どんな来場者が来ていた?
それでは、具体的にどんな人が来てくれたのか。基本属性から見ていきます!
基本的には偏りなく、多様な方々に来ていただきましたが、特に年齢層は、「10-20代」「30-40代」で全体の71%をしめ、それ以外(*無回答を含めない)が、13%となりました。
web媒体という性質上、また発信内容のせいがあるかもしれないですが、年齢が上の世代にはなかなかリーチするのが難しかったようです。この辺は年齢層にも偏りなく情報を届けるのが課題かもしれません。
ちなみに、、職業については公務系が14%、民間が46%、それ以外(学生、主婦、なし/無職)が19%。
職業分類については特段特徴的な傾向は観察できませんでした。本イベントは青葉通りの利活用としてのまちづくりの一環としての側面がありましたが、あまり公務系の方へ訴求できなかったのは反省点かもしれません。まちづくりの政策当局者に「こんな活用策もあるぞぉ!(゚Д゚#)ゴルァ!! 」と訴えかけるのが大事ですね。ただ、民間の方は細かくはあげませんが、本当に多種多様な人にきていただきました。特に、民間のまちづくり関係の方にはちらほらきていただいたので、御の字と言えるでしょう。
次に、どんなキッカケでイベントに来てくれたのか考えます。基本的には、およそ半分がウラロジ仙台の読者、それ以外は「たまたま立ち寄った」人が40%で、次点でした。やはり多くの読者の方は足を運んでくれたようです( ᴗ̤ .̮ ᴗ̤人) ありがとう。
ただ、アンケート調査に答えてくれた方は基本的にウラロジ仙台について知っていて好意的だから回答してくれたというセレクションバイアス的な部分はあることは否めないかもしれません。
コンセプトへの反応
次にイベントコンセプトについてです。再度確認すると今回のコンセプトは以下でした。
地下道-3150(ちかどう- さいこう)は、仙台の既存の文化へのカウンターカルチャーとして、あらゆる立場のマイノリティに寄り添う人のためのマーケットイベントです。「人とは違う自分でありたい人」「人と違っていいのかと悩む人」、誰もが安心できるコミュニティや活躍機会の創出を目指して開催いたします。
アンケート調査から見えてきた事実は正直あまりウラロジ読者以外には伝わらなかった部分があるということです。実際データの上では多くの人が「多様性」を打ち出したコンセプトよりも「アングラ、サブカル、アンダーグラウンド」 といった既存の語彙の類型でイベントを解釈しているようでした。
最後にウラロジに期待することとして「面白い人インタビュー」と「面白い人たちをゲストにしたイベント開催&そのレポート」の回答数が最も多く、webメディアとしてのコンテンツ力に相変わらず期待されることは変わらないようでした。また、新しい部分としてはwebショップに関しても回答数が少しあり、新しい可能性が期待されていると感じてます。
来場者の方から気になった回答Pick-up!!
ここからは回答の傾向というより興味深い回答結果をピックアップします。
まず、青葉通地下道のイメージについては以下のような回答がありました。
- 「どっから出たらいいかわからなくて楽しい」
- 「異世界(いい意味で)」
次に、自由記述欄でいただいた回答です。
- 「もっと広げていってほしい、この宇宙を…」
次にイベントに対するイマイチ・改善ポイントとしていただいたコメントを紹介します。
イマイチだったポイント
- 「軽食取れないのがネックです」
- 「お店の数が少ない」
また、自由記述欄しかり全体的には青葉通地下道の利活用については前向きなトーンが多く、みなさん仙台の街中にあるあの地下道についてもう少し活気があったらいいと思ってるようです。
出店者の皆様からの声
そして出店者様の声です。今回はイベント三日間で以下の団体様に出店及びパフォーマンスしていただきました。その一部を抜粋して、回答者を伏せて紹介します。
unbalance(蝶々をモチーフにしたハンドメイド雑貨販売)
free Art studio KIERU(フェイクタトゥー施術&イラスト雑貨販売)
うらない屋さん RIUM(タロット占い)
KAIRY(イラスト&イラスト雑貨販売)
DESTRUCTIONSKOOL(ストリート&アングラMixアパレル販売)
後藤和智事務所OffLine(オリジナルの評論同人誌の頒布)
へんてこ屋(SFやオカルト映画モチーフ等の雑貨・アパレル販売)
AKKY!(イラスト&イラスト雑貨販売)
o_zi3 / Dynamax( gabbaを中心としたクラブミュージック音源の販売)
woman only bar 楽園(ダンスパフォーマンス)
東北大学 立て看同好会(製作した立て看板の掲示)
- 「あまり店に来ていただけないような客層の方がご購入下さった所と、店を知っていただけた所が良かったです。今後飲食も可能になるともっと面白いイベントになりそうですね。」
- 「今後も音響等があれば過ごしやすそうです。あと飲食ができると助かりますなぁ」