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ウラロジ仙台チャレンジクリエイター名鑑は、仙台を中心に活動しているクリエイターさんを紹介するコーナー。
このコーナーで取り上げたクリエイターさんには、ウラロジ仙台で不定期連載を行っていただいております。
ウラロジ仙台という作品発表の場を提供することで、クリエイターさんの作品づくりをサポートするとともに、仙台を中心に活動する仲間として協力していければと考えています。
カルトな映画レビューならおまかせ!?オショロコマさんへインタビュー!
永遠の新人、委員長です。
もう皆さんはオショロコマさんの映画レビューはお読みになっているでしょうか。
ある日編集部にメールが届き、そこには彼からの、映画という「好きなもの」の話をしていたいという熱いメッセージがありました。そこから「オススメ」として映画のレビューを投稿してもらっています。
今更感は無きにしもあらずですが、前回の武者修行で味を占めた私がインタビューしたい、と申し出て、今回記事を書くことになりました。彼のまだ明らかになっていない一面が、少しでも見えてくれば幸いです!
※注:インタビューはオンラインで行われました。
–本日はありがとうございます。こういったことが初めてでして、慣れない点も多いと思いますがよろしくお願いいたします。
オショロコマ:よろしくお願いします。こちらこそ最近ほとんど記事を書けていなくてすみません……最近配信ばかりで、なかなか腰が重くて……
–ぜひまた書いていただければとは思いますが、無理はなさらず……
オショロコマ:ありがとうございます。
–とはいえ、オショロコマさんには既に映画レビューをいくつもご投稿いただいている訳ですが、いつ頃から映画好きになられたんですか?
オショロコマ:幼少期はそれほど観た記憶はないんですよね……どちらかといえばあまり映画館にも行かず、たまにテレビで放送されている映画を観たくらいで。ジブリとか、X爆誕(1)とかデスノート(2)を映画館で観た記憶はありますが。その後20歳前後でふと映画を観に行こうと思って観たのが『ソーシャル・ネットワーク』(3)だったんです。
–名作ですね。
オショロコマ:その通りです。あの映画を観て、ラストも大好きなんですけど、素朴に「なんて面白いんだ……」と思って。それと前後して演劇を見に行ったりもしたんですけど、結局映画に一番ハマって色々観始めたのが最初だと思います。その後はずっと、観なくなる時期もありますが細々と。
–他にもなにか、「この一本の存在は大きい」みたいな映画はありますか?
オショロコマ:うーん……今思いつくところだと、『明日に向って撃て!』(4)のラストシーンはかなり大きなインパクトがあるなあと思いますね。
–ええと、それはどういう……
オショロコマ:二人が飛び出して、そこで静止するんですけど、そういう状況でああいうことを言い合える存在って、もうそれだけでいいじゃないですか。それを「無鉄砲」と取るか「わかった上で」と取るか、は解釈次第ではあるんですが、あのシーンはきっと、二人にとってあの瞬間が永遠なんだろうな、と思いました。他にも2025年に観た映画だと、『ハイパーボリア人』(5)も凄いなあ、と思いました。単純に予告編の意味がわからなすぎて(笑)、好きに違いないと確信して(笑)、観に行ったんですけど、全く正解でした(笑)。
前後して『美術のトラちゃん』っていう漫画を読んで、現代美術に興味を持って本を読んでいく中で、いろいろと理解が深まった面もあって忘れ難いですね。
–今の熱量がもうレビューのようだな、とも思ったのですが、色々と観ていらして、また、ウラロジ仙台には様々なジャンルのレビューを投稿されていると思いますが、特にこのジャンルが好きだな、みたいなものはありますか?
オショロコマ:一番観てるのはホラーかなあと……小説で一番好きなのはミステリなんですけど、映画だとホラーが一番好きな気がしますね。ビジュアルのインパクトの強さというか、見たことない景色を見たい、みたいな点だと、ホラーとかSFが。
–たとえばホラー映画でおすすめというか、「これが好き!」みたいなのを挙げるとすると?
オショロコマ:レビューを書いたのは全部好きなんですが……(笑)、それ以外だと、ZINEでも書いた『見える子ちゃん』(6)とか『感染』(7)かなあ、と。とはいえ日本のホラーだけじゃなくて、海外のものも好きですし観ています。
–今お話にもあったZINEなんですけれど、映画のZINEを作っているとお聞きしていますが、どういったことを書いてらっしゃるんですか?
オショロコマ:初めは何人かの文章をまとめる、という形でZINEを出そうとなって。映画を観た日に書いた日記を載せてたんですが、イベント当日にペーパーを出すとなって書いた文章が、目の前で読んでもらって感想をいただけて……その体験は大きかったですね。いやらしい言い方をすれば、もっと話したいというか、読まれたいというか。
それから個人でも出したい、となって2冊出しました。主に映画の感想というか、「この映画面白かったよね」の延長というか、「この映画のこことここが好きで、それってこの映画のここだよね」みたいな話ですね。なんか人が好きなことを話してるのって魅力的じゃないですか、なんかそうなればいいなと思ってます。
–ちなみに、ウラロジ仙台で投稿されているレビューはどのように?
オショロコマ:元々感想をメモしていて……最初はメモとか記録とか取ってなかったんですけど、観たタイトルがズラッと並んでるの、いいよな……と思った時に、記録するようになり始めて(笑)。それから、観終わった直後に気に入った映画は「ここがよかった」みたいな感じで気になったポイントだけメモするんです。どうしても「書きたい」と思った場合は、その後勢いで文章を書いてしまって、編集部の方に読んでもらう感じですね。
–今後もぜひ、引き続きお願いしたいですが、レビュー以外で何かやってみたいことはありますか?
オショロコマ:映画そのものもそうですが、映画館とか場所自体も好きなので、それにまつわる文章を書いていけたら、と……。とはいえZINEもやっていて、その辺の線引きをどうしようかな、と思っている部分もありますが、ウラロジ仙台という媒体に参加させていただいているので、その中でしかできないことをやっていきたいですね。
–私も新人なので(笑)、それを一緒に探していければ、と思います! よろしくお願いします。
オショロコマ:こちらこそよろしくお願いします。
掲載していない部分でもひたすらに映画の話は続き、かなり密度の濃い時間でした……その一部ではありますが、彼の映画に関する熱量が少しでも伝わりましたでしょうか。
ご本人からは「気長に待ってほしい」とのことでしたが、今後の彼のレビューや企画にも是非ご期待ください!
*インタビュー中作品注釈
(1)X爆誕……『劇場版ポケットモンスター ルギア爆誕』を指す。予告編時のタイトル。
(2)デスノート……同名の週刊少年ジャンプ連載のマンガを原作とする、松山ケンイチ・藤原竜也出演の映画。ラストは映画オリジナル。
(3)ソーシャル・ネットワーク……2010年公開、Facebook誕生の物語を描いたデイヴィッド・フィンチャー監督の映画。
(4)明日に向って撃て!……1969年公開、実在のギャングをモデルにした西部劇の名作。
(5)ハイパーボリア人……日本では2025年公開、『オオカミの家』でも知られるレオン&コシーニャ監督のチリ映画。内容は説明が難しいので、予告編を見てください。
(6)見える子ちゃん……2025年公開、「霊が見える」女子高校生の日々を描く同名の漫画を原作とする、中村義洋監督の映画。
(7)感染……ある病院に患者が運ばれてくるのだが、その特殊な症状が……という恐怖を描いた、Jホラーシアター第一弾として2004年に公開された落合正幸監督の映画。『世にも奇妙な物語』のある1話が原作とのこと。
取材・執筆:委員長





