【前編】青葉通・仙台駅前で焚き火しようぜ!<まずは仙台たき火ティーと秋保で焚き火体験>

ウラロジ仙台編集部・花です。

2022年7月に久しぶりにメンバーと顔を合わせて打ち合わせをしたのですが、実はその打ち合わせがきっかけで、魅力的な団体と新たに出会うこととなりました。

社会実験に参加する団体で、ウラロジ仙台が気になったのは……

仙台市 都市整備局 市街地整備部 都心まちづくり課の依頼がきっかけで生まれた「陰キャがゼロから考えるまちづくり(以下・ゼロまち)」シリーズの話を中心に、2022年9月23日から始まる青葉通仙台駅前エリア社会実験「MOVE MOVE」について話していると……(※2022年7月時点の打ち合わせです)

ShimMyan
青葉通仙台駅前エリア社会実験当日は、私たちが2022年の春先から動向を見守っている学生団体Pompadourによるプロジェクトも楽しみですね!
らむね
うん、すごい楽しみ!そしてせっかく社会実験の動きを追っているんだから、他にも色んな団体を追いたいね。そういえば秋保エリアを中心に県内で焚き火をしている「仙台たき火ティー(以下・たき火ティー)」っていう団体も青葉通仙台駅前エリア社会実験に参加するみたい!
焚き火を仙台駅前でやるんですか!?焚き火ってそれこそキャンプ場とかでするイメージですが、どんな風にやるのかとか、気になりますね

後日、「たき火ティー」発起人とコンタクトが取れました!

らむね
取材OKだってお返事もらいましたよー。8月12日(金)に、たき火ティーの大石さんから恒例の秋保の河川敷で焚き火をやるから、みんなで遊びにきなよって軽率に誘われたよ!仙台市の職員さんも来てくれるって。誰か、事前取材ってことにして一緒に行かない?
日中、別の仕事があるので厳しいですね…。
S
夜遅くなってしまうので、ちょっと都合がつかないです…。
ShimMyan
私はまだ東京に滞在してるので…。
らむね
なんだぁ、みんな忙しいのかよ〜。私だけでも偵察行ってくるぞ〜
というわけで、以下はらむねさんの焚き火体験レポートです!

____8月12日当日

らむね
というわけで!秋保にやってきました。時刻は18時をまわったところです。今日は仙台市職員のお二方も来てくれていますぜ。

まだちょっと明るい。

仙台市・大山さん
ウラロジ仙台の読者の皆さんはじめまして、大山です。いや〜、退勤後にすぐ、秋保のような場所に行けるのは贅沢ですよね。私は青葉通仙台駅前エリア社会実験でたき火ティーと一緒に焚き火を公道でやるにあたっての許可周りサポートを行っていくので、今日の体験を持って帰り、課内にも『これを青葉通でやりたいんだ』って熱量を伝えたいんです。それはそれとして、今日はとても楽しみです!
仙台市 都市整備局 都心まちづくり課 大山宗之さん
一級建築士、未満建築デザインファーム(※)に参加している都市プランナー。民間主体のまちづくり活動の支援やエリアマネジメント推進に取り組んでいるアクティブな人。
※公開空地など、使われていない既存の空間に対して使い方や仕組み、体制等を工夫する事でより良い使い方ができる方法を探求する活動であり、今後建てられる建築に活かされる知見を集めるプロジェクト

 

仙台市・颯田さん
ウラロジ仙台の読者の皆さん、魔のインタビューぶりでしょうか…颯田です。社会実験のこともありますが、もともと登山やアウトドアが大好きなので純粋に楽しみ。今日は息子も連れてきました。
らむね
そういえば颯田さんは登山好きでしたね。

▲登山家が主人公の漫画『岳』を愛読している颯田さん/撮影:早坂 正信

仙台市 都市整備局  都心まちづくり課 颯田 賢哉(さった・けんや)さん
2021年度から都心まちづくり課へ着任。愛知県出身で、学生時代は岩手県で過ごし、卒業後は関東圏で仕事を続けていたけれど東北(宮城県仙台市)へUターン。なんだかんだ仙台在住歴11年目。2020年まで道路関係の部署にいて、それまでまちづくりとは無縁だったとか。

 

たき火ティー・大石さん
どうもはじめまして。今日はお越しいただきありがとう。おっ、金田も来てるね!
たき火ティー・山崎さん
お会いするまで、赤のでっかいバイクに乗った男性かと思ってたよ。よろしくお願いいたします!
らむね
もうあだ名が金田になってる……メッセージのやりとりの時の名前を金田正太郎(漫画『AKIRA』の主人公)にしてるから……。本日はよろしくお願いします!

アウトドア用の椅子を組み立て、防火シートや薪などを用意し…焚き火の準備が始まります。

▲山崎さんが着火後、火の番として大山さんも慣れた手つきで薪をくべていく。手際が良すぎる。

らむね
マジでこういう薪とか、焚き火の台とか使うんですね。普段インドアすぎて、アウトドアやキャンプってほとんど経験がないんです。こういった火の扱いなど分からなさすぎて…椅子の組み立てくらいしかお手伝いできず、すみません。
仙台市・大山さん
大丈夫、大丈夫。少しずつ薪をくべていき、炭のような状態になるまで様子をみます。しばらくは炎が大きくなることもありますが『とろ火』の状態になれば、だいぶ落ち着きますから。

▲仙台市職員に火の番をさせ、ただただ棒立ちとなる哀れなオタクと化した恐山らむね(本当に、すみません…ありがとうございました)。

どのウラロジ仙台編集部メンバーが参加してもこの感じだっただろうな…。

らむね
どうぶつの森の焚き火や、YouTubeの焚き火ASMR動画じゃ分からない情報だ。それにマジで熱いし…地球に降り立って、火をはじめて見た宇宙人の気持ちってこんな感じなんだろうか。なんかワクワクしてきた!
たき火ティー・大石さん
???????????????
らむね
いま地球に降り立ったので、火ははじめて見ました(真顔)。
たき火ティー・大石さん
あはは。もっとさぁ、ゆっくり過ごしていいんだよ。取材で来てくれているから、気も張るしせかせかしちゃうと思うけど。今の世の中って、理屈とかロジックとか求められちゃうでしょう。でも、そうじゃない時間だってあっていいわけだから。
たき火ティー・山崎さん
言いにくいことも、ここでなら言えてしまうような空気を、焚き火では感じられますしね。
らむね
じゃあ…チルっちゃいますからね!お言葉に甘えて!

その後、大石さんの言葉を額面通りに受け取ったらむねは本当に取材のことを忘却し、思いっきりチルってしまいました。

焚き火のあたたかさや対話を楽しみつつ、定番の「キャンプ飯」をおふるまいいただいたり、川のサワサワとしたせせらぎの音に耳を傾けてみたり。

らむね
……って感じで、エンジョイしてしまった。本物の焚き火からじゃないと摂取できない栄養があるって感じた。
ShimMyan
「焚き火を見てると、どうしてこんなに落ち着くのかな」(by ゆるキャン△)ってな感じです。
のちゃ
『ゆるキャン△』っぽくて良いですね!いつかゆるキャン△みたいにウラロジ編集部で焚き火囲んでみたいです。
S
写真を見てるだけでもリラックスできますね~。
すごい羨ましい!ほんと行きたかった~!ただ、秋保で平日の夜に焚き火ってなると帰りのことも考えなきゃだしなかなか行く余裕がないですね……。

焚き火、楽しそう~!

らむねさんの焚き火体験を聞いて「仙台たき火ティー」の活動に、ますます興味がわきました!

青葉通仙台駅前エリア社会実験に参加するために、大山さんが焚き火をする許可申請をサポートすることになってるらしいけど、具体的にどんなことをしたんだろう?

後編では、大山さんと大石さんお二方のインタビューに加え、青葉通仙台駅前エリア社会実験当日の「仙台たき火ティー」の活動を追ったレポートを公開!こちらもぜひお楽しみください。

道路で焚き火を行う許可申請への道のり、そして「仙台たき火ティー」が大切にしていることをお伺いしています。2022年9月23日からスタートの社会実験で焚き火は実現出来るのでしょうか……?乞うご期待!

取材・執筆:花
編集、制作等サポート:S、恐山R
撮影:恐山R
取材協力:仙台市 都心まちづくり課
大石豊、山崎賢治(仙台たき火ティー)