【インタビュー】MACANA代表・佐藤洋一氏が語る仙台 老舗ライブハウスの30年

おでかけ部

2026年6月21日、仙台の老舗ライブハウスのひとつである「MACANA」がオープン30周年を迎えました!

今回、30周年を記念して、MACANA代表の佐藤洋一さんにインタビューを行いました。

ー改めまして、MACANA30周年おめでとうございます。MACANAが30周年を迎えた感想をお聞かせください。

洋一さん:ありがとうございます。長くもあり、あっという間に迎えた感じです。
私がMACANAの代表になったのは2010年12月で、東日本大震災が発生したのが2011年3月のことでした。
たった3ヶ月ほどで店が無くなり、右も左も分からない私を仲間のバンドマン達の協力もあり今の場所に再オープンすることができたという経緯もあって、当時の仲間への感謝の気持ちが大きいですね。

※移転前は仙台市のアーケード商店街「一番町四丁目買物公園」に面していた。現在は「サンモール一番町商店街」に移転。

ー30周年記念の新しい看板イラストを拝見しましたが、セクシーであると同時に「力強さ」も感じられました。今回のデザインにはどんなメッセージが込められているのでしょうか。

洋一さん:今回の看板デザインは仙台で活躍中のイラストレーターの旦虎さんと、同じく仙台で活躍中のデザイナーHIBARIくんに依頼しました。旦虎さんのイラストは前に拝見した事もあり全部お任せしているので、私からのメッセージというのは特にありません。
しかしながら結果として、とても良いデザインができあがったと思います!

ーMACANAはジャンル/アーティストの規模・知名度問わずライブやクラブイベントを開催している場になっている印象です。あのように幅広く開催できる秘訣や力を入れているところがあれば知りたいです。

洋一さん:基本的に企画内容は持ち込みが多いのですが、ホールに関しては音響や照明、ステージの高さなど、ショーをやるには最高の環境を作ることができていると思います。
そして何と言っても広いラウンジ!

当初は休憩するための場所だったのですが、ホールとラウンジの2フロアでのイベントの開催や、ビジュアル系やアイドルが行う特典会会場としても使い勝手が良かったみたいです。

ー今までの中で、特に「忘れられない一日」やライブがあれば教えてください。

洋一さん:震災後、MACANAが再オープンした際にNIGHTMAREがライブを開催してくれたことですかね。MACANAが再オープンするアナウンスをした直後にメンバーから直に空き日を聞いてくれまして。

当時のNIGHTMAREはすでにホール会場等でやるレベルのバンドだったのですが、MACANAを気にかけてくれて「新しくオープンするならやりたい」と言ってくれたんです。
そのNIGHTMAREは、今回の30周年のお祝いにも来てくれます。

ーこれまでMACANAに出演したアーティストの中で、「この人/このバンドは特に印象に残っている」という方はいますか?

洋一さん:震災前のかなり古い話ですが、ゴールデンボンバーが初めてMACANAに来た時「当て振りのバンド」と聞いて失礼な話、ちょっとバカにしてたんです。けれど実際にライブを観てみたら、ぶっ飛んでいてメチャクチャ!!だけど「それもアリだな」と視野が広がった感覚がありました。

ー仙台の音楽シーンを見てこられた中で、仙台のライブシーンはどのように変化してきたと感じますか?

洋一さん:私がMACANAの前にBIRDLANDで働いていた1989年頃は、仙台にライブハウスが無く、ツアーで来るバンドは仙台を飛ばすか貸しホールで行う状況でしたが、今では仙台に大小含めてライブハウスが増えて毎日のようにどこかでライブを演ること、見ることができるようになってとても楽しいですね!

ー洋一さんにとって、ライブハウスはどんな場所ですか?

洋一さん:カッコつけて言いますが「居場所」ですね!(笑)
自分自身も昔からバンドをやっており、元々は「自分がやれる場所が欲しい!」と言うところから始まったので。

ー配信やサブスクなど音楽の楽しみ方が大きく変化した現在でも、「ライブハウスで音楽を観ること」にはどんな魅力があると思いますか?

洋一さん:今はライブも動画で観ることが出来ますが、その場所に行かなければ感じられない空気感や、仲間達との交流といった、動画では味わえない場所だと思います。

ーMACANAを運営する中で、大切にしていることはありますか。

洋一さん:演者、お客さんと共に「いつでも帰ってこれる場所」を維持したいですね。若い頃ライブハウスに出入りしてたけど、就職や結婚をして遠のいていたという人達が家庭も落ち着き再び出入りし始めるというのも多く見かけますので。

ー30周年を迎えたMACANAが、これから先どんな場所になっていってほしいと思っていますか?

洋一さん:気を衒った事は望んでいませんが新しい音楽、懐かしい音楽を引き続き提供したいです。

ー最後に、これまでMACANAを訪れてきたお客さんやアーティスト、そしてこれからMACANAを知る人たちに伝えたいことを教えてください。

洋一さん:「老舗のライブハウス」と言われていますが古臭いのではなく、今の皆さんたちのライブの場所として更に続けていきたいと思います。


MACANA30周年を記念したイベント情報

MACANA30周年を記念したイベントが続々と開催されます!
気になる企画がある方は是非足を運んでください!

★2026/9/27(日)

MACANA 30th ANNIVERSARY LIVE MACANA
OPEN. 16:30 / START 17:00
出 演:NIGHTMARE

★2026/10/25(日)


MACANA 30th ANNIVERSARY『杜の血脈』
OPEN 17:00 START 17:30
出演:GOTCHAROCKA / DOG inThePWO

MACANA

所在地:宮城県仙台市青葉区一番町2丁目5-1大一野村ビルB1F
ホームページ:https://macana.net/

X(旧Twitter):https://x.com/SENDAI_MACANA

執筆:花
インタビュー協力・画像提供:MACANA