【デパート探検】定義さん、白石蔵王、東北六県……各地の魅力を取り揃える仙台・藤崎百貨店のこだわりポイント【青葉通・大町エリア】

場所

青葉通でおもしろ社会科見学!

編集の恐山Rです。

さて、2022年は青葉通仙台駅前エリア社会実験などの話題に触れてきたウラロジ仙台。特集を組んで振り返ってみると、「JR仙台駅前の青葉通周辺は秘めているポテンシャルって、めちゃ高いのでは!?」と気づきました。

そこで、2023年度からは「青葉通周辺の企業の裏話やおもしろポイント」に着目し、勝手に社会科見学を行なっていきます!

……というわけで先日、「青葉通の社会科見学」として仙台藤崎百貨店(以下・藤崎)のお菓子売り場を調査してきたウラロジ仙台ですが、この時なんと!丁寧に藤崎のフロアも案内していただいていたのです。いいんですか、こんなに解説いただいて……というくらい色々なお話を聞かせていただいたので、藤崎館内の探検もレポート記事にしました。

画像提供:藤崎百貨店

今回も「選手権」もとい、回るお菓子売り場(ラウンド)の調査取材にご協力いただいた小崎さん(左)、髙橋さん(右)に藤崎のフロアの一部を案内していただきました。

地下大好き、デパ地下はもっと好き!藤崎×◯◯を見つけてきた

まずは藤崎 本館地下2階「My Kitchen」。生鮮食品やグロサリー(加工食品)を中心とした食料品売り場です。我々「ウラロジ仙台」、路地裏っぽいニッチな話題を扱うメディアなんですが、地下ながらオーバーグラウンドすぎませんか?品が良くて、畏れ多いような……。

小崎さん
藤崎ではさまざまな企業と共同で商品開発を行なったりしています。例えば、この七味も……。

のちゃ
あ、この七味見たことあるな……。うん、牛タンに合う七味!?

▲古くから続く歴史があり、全国的にも有名な「八幡屋礒五郎」の七味。共同開発した七味は牛タンや笹かまなど仙台名産との相性抜群とのことで、辛味フリークの皆さん、いかがでしょうか。

他にもフロアを見渡してみると……。

あれ、これは定義さんの三角油揚げかな。

らむね
定義さんの!?!?バスだと険しい道を通ってはるばる行く西部地区の!?!?本物!?!?

小崎さん
はい、本物です。このあたりで買えるのはうちだけではないでしょうか、郷土料理を売りにしているお店の方が買い出しにいらっしゃっているみたいですよ。実は、となりにある七味も現地で使われているもののようでして……。

らむね
本物情報だ。

▲定義とうふ店は定義如来西方寺(通称・定義さん)のすぐ側にあり、三角形の油揚げが現地で食べられるおやつとして有名です。カリじゅわ感がやみつきになります。

ちなみにウラロジ仙台が運営開始したばかりの頃(2020年の春先くらい)には、「架空の仙台みやげ」として、定義さんの三角油揚げを折り紙にして楽しんでいたぞ!何やってんだ。

▲三角油揚げの折り紙はめちゃくちゃ折るのが難しいので、藤崎か現地で油揚げを買った方が早いし美味しいです。

七味ばかりフューチャーしてしまいましたが、仕入れによっては蔵王町・蔵王酪農センターの商品なども扱っているようで、まさしくご当地の「あれ食べたいな、飲みたいな……」が叶う場所!といったところ。宮城県に限らず、東北6県にまつわる商品も取り揃えています(ちなみに、サムネイルの笹かまぼこも藤崎のオリジナル商品です)。

▲水山養殖場の牡蠣をオリーブオイル漬にしたこちらの商品も藤崎オリジナルです。ラベルは気仙沼高校の生徒たちによるデザイン。山のふもとの海の幸はおいしく育つって本当なんですね。

日本酒マニアも大満足の品揃え

この記事の更新時期とはシーズンが外れてしまいましたが、宮城県川崎町のロックフェス「ARABAKI ROCK FEST.」開催にちなんだラベルの地酒・伯楽星を発見。フェスと酒好きには嬉しい一本。伯楽星、飲みやすくてだ〜いすき。

※伯楽星……宮城県大崎市に酒蔵を構える新澤醸造店の日本酒。「究極の食中酒」と謳われており、魚介料理との相性も抜群。

あ、ARABAKIとのコラボラベル……!?

ロキノンバンド&フェス好きの花は取材後、お酒売り場のレジへと消えて行ったのは言うまでもありません。


▲花の私服。フェスに生かされているね。

東北のあれこれが揃うのなら……。

のちゃ
あの、私は青森出身なんですけども。青森にまつわる商品って何か面白いものありますか?

高橋さん
青森……青森ですか……。
小崎さん
ちょっと上の者にも確認しますね!
案内してくださっている皆さんに無茶振りをしてしまいましたね……。
小崎さん
では、ご案内します!大町館4Fへ移動します。


小崎さん
こちらの伊達CRAFTは東北の伝統工芸品などを扱っているセレクトショップなんです。
らむね
宮城・東北の伝統工芸品を扱っていながら、バーチャルショップがあったり何かと最先端なんですよね。

小崎さん
よくご存じで!
なぜドヤ顔で答えられたのか
ウラロジ仙台編集部が2022年度取材していた青葉通仙台駅前エリア周辺のまちづくり。伊達CRAFTのバーチャルショップの話題は、まちの未来を考える市民参画イベント「MACHITO SENDAI」で登壇していた株式会社藤崎 経営企画部 未来創造ラボ・石澤洋子さんが話していた内容!つまり、ただの受け売りである。

たとえばこのマメムギモリノナカの繰り返し使える「ミツロウラップ」も……

 バーチャルショップ上でクリックすると、どんな商品かが伝わる動画を視聴することができます。気に入ったら購入ページにも飛べてたいへん便利です。

 

小崎さん
先ほどリクエストいただいた青森にちなんだものですと、津軽塗などいかがでしょう?

のちゃ
わ、懐かしくなっちゃった。宮城でも青森にゆかりのあるものに触れられて嬉しいです!

▲お箸のイメージが強い津軽塗もだるまさんに。たいへん美しいです。

これで君も藤崎マニア!

回るお菓子売り場の取材とともに館内のフロアも一部ご案内していただいたことで、すっかり藤崎マニアになったような気がしてきました。よく藤崎を利用する方でも、普段あまり足を運ばないフロアに立ち寄って見ると、「こういうのもあったのか」と驚きの発見があるかもしれませんよ。特に、ポップを注視すると「あっ!」となりやすいです。

取材にご協力いただいた小崎さん、髙橋さん、ありがとうございました!

青葉通で大人の社会科見学、今後も乞うご期待!

執筆:恐山R